大学入試は、全国が競争相手です。部活で例えて言うならば、高校入試は「地方大会」であり、大学入試は「全国大会」と言えます。
新潟県の高校入試受験生は約2万人。大学入試は短大等を除いても約68万人となります。
また、大学入試は高3生(現役生)だけではなく、既に高校を卒業した浪人生も競争相手だということを忘れてはいけません。
国立大学・私立大学 | AO入試 |
学校長の推薦の必要のない入試。いわゆる自己推薦入試、一芸入試。 10月以前の実施の場合もある。 入学者の入学後の成績不振が問題視され廃止や、学力試験を課す動きが出てきている。 |
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推薦入試 |
学校長の推薦が必要。試験形式は小論文と面接が一般的。 10月以降に実施される。 |
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国立大学 | 二次試験 |
各大学とも前期試験と後期試験がある。後期試験は募集定員が少なく 倍率や合格レベルが高くなる場合が多い。 |
私立大学 | センター試験利用型入試 | センター試験の結果によって合否が決まる。 |
少子化、グローバル化、IT化などが急速に進む昨今では大学教育の質的転換が必要とされています。そのためには高校の教育も変える必要があり、大学教育と高校教育をつなぐ大学入試においても変えていく必要があります。この一連の改革を「高大接続改革」と呼びます。高大接続改革では社会で自主的に活躍できる人材を育むために必要な「学力の三要素」を明示しており、新テストではこれらを評価する問題が中心に出題される予定です。
◆学力の三要素◆
1.は現在の大学入試でも問われている要素であり、この改革では2.3.についても問われることになります。
センター試験に代わり、2020年度(2021年1月実施)より「共通テスト」が実施されます。センター試験からの大きな変更点としては、国語と数学で記述式の問題が出題されること、英語では4技能(読む・書く・聞く・話す)中心の出題だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を評価する出題がなされる予定です。
「大学入学共通テスト」の概要
名称 | 大学入試センター試験 | 大学入学共通テスト | |
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実施年度 | 2019年度(2020年1月)まで | 2020年度(2021年1月)~ | 2024年度(2025年1月)~ |
出題形式 | 【マークシート式】 国語、英語、数学、地理歴史、公民、理科、専門学科科目、リスニング ※英語においては「読む」「聞く」を評価 |
マークシート式に加えて国語、数学では記述式を導入 | 地理、公民、理科でも記述式の導入を検討 |
【マークシート式】 思考力、判断力、表現力を一層重視した作問への見直し 【記述式】 ・国語:80~120字程度で3問程度 ・数学:3問程度 ・英語:「読む」「聞く」「書く」「話す」を重視。2023年度までは共通テストと民間試験を併用、2024年度からは民間試験のみに移行するよう検討。 |
文部科学省「大学入学共通テスト実施方針」参照
高校入試に比べると、志望大学を選ぶ観点は極めて多くなります。「学力レベル」はもちろんですが気になる点をいくつか紹介します。
国立大学 | 大学入試センター試験 | 5教科7科目が基本 |
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二次試験 | 3~4科目が主流 | |
私立大学 | 一般入試 | 3科目が主流 |
文系 |
・法学部 ・経済学部 ・文学部 ・商学部 ・外国語学部 など… |
理系 |
・工学部 ・理学部 ・農学部 ・薬学部 ・医学部 など… |
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国立大学 |
・1位 東京大学 ・2位 横浜国立大学 ・3位 千葉大学 ・4位 筑波大学 ・5位 大阪大学 |
私立大学 |
・1位 明治大学 ・2位 青山学院大学 ・3位 慶應義塾大学 ・4位 早稲田大学 ・5位 日本大学 |
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国立大学 | 約54万円 | 私立大文系 | 約70万円 |
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私立大理系 | 約104万円 | 私立大医歯系 | 約290万円 |
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